D-nanpa’s blog

お茶の美味しい県でナンパする

即 side-B

 

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友達と○松で飲んで、静○駅からは徒歩で実家へ。

専門学校も今はお休みで、友達と飲んでばかりの毎日。

刺激は無い。

家まで後15分、ほろ酔いで気分が良い。

 

「今って飲み帰り?」

 

パルコの前で、薄手のダウンと黒スキニーを履いた、若い男の人に声を掛けられる。

 

高校卒業後、化粧をし、オシャレをするようになるとこういう事が増えた。

(キャッチ?ナンパ?面倒だし、適当にやり過ごそ。)

 

「そうですけど。」

 

「俺も飲み帰りなんだ!お姉さん機嫌良さそうに歩いてたから気になって声掛けたんだけど。」

 

「え?笑わかりました?友達と○松で飲んだ帰りなんですよ〜。」

(あ、しゃべっちゃった。でも悪い人じゃななさそう。)

 

「そうなんだ!じゃあ30分だけおれと2次回やらない?」

 

「え〜、もう帰りますよ!」

(本当は飲みに行っても良いけど、軽く見られちゃうよね。お願い、もう少し強引に誘って!)

 

「またまた、どうせ明日休みでしょ?少しだけだからさ!」

 

「じゃあ、少しだけなら。。」

(強引に誘われちゃったし、私は軽くない!それに、少し飲み足りないし。)

 

~入店~

 

「じゃあ、乾杯!おれ、○○歳でDって言うんだけど、お姉さんは?」

 

(この人、初対面のクセに慣れてるなぁ。もしかして遊び人??)

 

「私、20歳で○○って名前。よくこうやって知らない人に声掛けて飲みに行くんですか?」

 

 

 

 

 

 

「いやいや、そんな暇じゃないから笑」

「今日はたまたまだよ。」

 

この男は私の質問に、少し間を空けてそう答えた。

怪しさはあるけど、話は弾んだ。

 

「お兄さん、彼女とか居ないんですか?」

「絶対モテますよね?」

(なんか楽しくなってきたかも。少しドキドキしてきたなぁ。)

 

「彼女?いないよ。」

「さー、モテなくはないかな?」

 

 

「て言うか、絶対私の事狙ってますよね?笑」

 

「まあ、何も興味なかったら声掛けないよ」

 

(何この人、カッコつけすぎ笑

でも、ちょっといいかも。)

 

「そろそろ30分経つし、出ようか!」

 

(え?!ほんとに30分で終わりなの?もう少し飲みたいのに。)

「あ、はい。」

 

~退店~

「おれっち近いんだけど来る?」

 

(直球過ぎじゃない?!行ったらHするしかないじゃん!でも、今夜は良いかな、、)

「じゃあ行きますよ〜。」

 

 

 

「着いたよ」

 

手を引かれ、エレベーターに乗る。

少しの沈黙の後、扉が開き、部屋へ。

 

あとは自然な流れで行為に及んでしまい、お泊まり。

 

声を掛けられた人とこうなるのは初めて。

(彼は飲み帰りに偶然私を見つけて声を掛けたって言うけど、こんな偶然があるなんてね。)

 

数ヶ月経った今もたまに会う。

私は会いたい時にLINEを送るけど、彼からはほとんどLINEを送ってこない。

 

したい時に会う、お互い都合の良い関係なんだと思う。

 

1度近くにアダルトグッズを買いに行っただけで、会うのはいつも彼の家。

 

M気質の彼はリクエストが多い。

「ここ、○○で□□してくれない?」

 

「いいよ」

私もSだから楽しいけど。

 

偶然声を掛けられて、ほいほい着いていき、こんな関係に。

 

いつまで続く関係かは分からないけど、もう少し都合のいい女でいようかな。

 

 

 

<終わりに>

即られた女性の心理を考察する為、

なんて事のない即をA面(ナンパ師)、B面(女性)

と視点を変えて書きました。

 

 

ナンパの現場では、声を掛けられた女性は、偶然の出会いから始まる一連のストーリーに心を動かされ、その日のうち、あるいは、会って2回目に抱かれてしまいます。

ですが、この出会いは、偶然の恋なんかではありません。

ナンパ師によって、必然的に起こされた出会いなのです。

 

ナンパ師は、即をする為に身なりを整え、トークを練り、街へ出ます。

そして、偶然すてきな女性が居たというていで、声を掛け続けます。

冷たい反応も多いですが、表情に出さず、5人、10人、淡々と。

11人目。

やっと出会えた反応のいい女性に対しても、舞い上がらず、よく考えられたいつものトークを仕掛け、いつもの店、いつものルートで個室へ連れ込んでしまいます。

徹底的にストーリーを作り上げ、偶然の恋を作っていきます。

 

偶然は必然

という言葉がありますが、ナンパ師は、即が天から降ってこない事を知っている為、自ら引き寄せ、必然にしているのです。

 

 

声を掛け続ければ、即が生まれるのを知っている。

そこに偶然は無い。

今日もナンパ師は、即を求めて街に立つ。

 

 

 

 

※女性目線で書きましたが、あくまで書いたのはナンパ師なので、主観や期待が入っています。

※ナンパされた全ての女性が、偶然の出会いだと思ってるわけではありません。

※人によりナンパのスタイルも違うし、時間帯や女性のタイプによっては、ストーリーや、偶然の演出なんかよりノリで丸め込んでいくやり方が適する場合があります。

※実際は、偶然やラッキーに左右される事もあります。

※実際は、天から即が降ってくることを願うこともあります。

※ストリートに限ります。ネトやクラブは、女性側も出会う気がある場合が多いです。

 

※個人的な考えです。