ブロ削/なにが君を変えたの？

暑くて、暇だった。

準即案件を求め、LINEを開く。

仮死状態の案件数件へ定型文(最近調子どう？)を送信し、眠りに着いた。

目が覚めると、7割程から返信があったが大半は完全に脈無し、心停止、蘇生不可。

亡くなるのも時間の問題だろう。

その中で、たった1人だけ、生気を感じる返信が！！

「調子ww良いよww」

まだ寒さが残る頃、粘ってLINE交換をし、アポ打診した所で未読無視されていた子だった。

当初、食い付きがあったように感じていた為、その時は少し病んだ。

「そろそろご飯行かない？」

打診

「行くか！来週○曜日空いてるよ。」

よしゃ！

男前な返信を貰い、無事アポが決まった。

当日店付近で合流、アポ開始。

私かわいいでしょ？って少し生意気な雰囲気。

周りの男にはチヤホヤされてるんだろうな。

ロングスカートに、ニットTシャツ。

白く、華奢な身体によく合っていた。

「よく今日来たね？」

「私フッ軽だからさ〜」

「その方がいいよ」

「でもびっくりしたよ！急にLINEしてくるんだもん。なんで連絡してきたの？」

「思い出して会いたくなったからさー」

「そうなんだ。でも私ブロ削してたんだよねww」

え？？あの時の食い付きは勘違いだったのか！？

同時に、ブロックしててもメッセージが届くのに驚いた。

顔か雰囲気に食い付いていたと思ったから、ますますなんで来たのか分からなくなる。

「ブロ削って！酷いな笑」

「いやー、普通ナンパ野郎なんかとLINEしないでしょ」

「確かに。」

そんな話をしているうちに、自然と恋愛話へ。

当たり障りの無い所から、初対面では普通話さない所まで。

心が近くなって来るのがわかる。

「最近いつ女の子とあった？」

「いつもナンパしてるでしょ」

「今彼女いるの？」

食い付き上々。

食い付きを下げないように適当にいなしながら、スマホで別のLINEの返信をし、顔を上げると、おもいっきり目が合う。

そして、逸らされる。

アポ開始30分ほどでこんな事がしばしば。

もしかして、easy matc？？

彼女にも質問をしてみる。

「最近いい出会いあった？」

「まったくないよ。」

「意外だね。みんな放っておかなさそうだけど？」

あなたに魅力があるって事を少しづつ伝えていく。

時計の針が、早く進み出す。

楽しくなってきた。

しばし沈黙。

「出ようか。」

「え？もう帰るの？、、、」

この回答perfect！！

口説きは終了。自宅へスムーズに搬送する。

怪しい男から、抱かれても良い男に。

もう放流してもいいんじゃないか？と思う程、達成感がある。

自宅、グダは一切なく。

キス、前戯。

最高潮、彼女は言う。

「ねえ、Hしよ？」

準即。全て予定調和的な展開だったが、最後だけ、違った。

「顔に出して」

ＧＵＮ射？？ 

青天の霹靂。

男が要求するものではなく、女が要求するものなんだ。。

恥ずかしながら経験が無かった為、グダってしまった。

「シーツ汚れるじゃん？！」

「顔が良いの！」

しょうがないから、タオルを敷いて、

ＧＵＮ射童貞卒業。ありがとうございます。

(思ったより出た為、びっくりしてた。こういう反応が癖になるのか？？)

「すごい出たねwまじシャワーだったw」

(ネットで、顔射 シャワーって検索して動画見てそう)

※想像して不快に思われた方、すみません。

行為後は、

「経験人数何人？」

「彼女欲しい？」

「なんで私が彼氏いないんだろう」

色々聞かれた。彼氏にして良い男かどうか、見定めてるんだろう。

シャワーを浴びさせ、長いハグの後、なにか晴れない顔をして、彼女は家を去っていった。

<結果>

準即/ザオラル

<評価>

実はLINEをブロック削除されていた案件で、食い付きはほとんど無いに等しい状況だったけど、1時間程で食い付きを上げる事が出来た。

lolサインを感じ取れた。

食い付きが無くても、会って話して、雰囲気を演出すれば即になるのが、改めて分かって自信になった。

同時にアポ実現までが大変だと再認識。

なんでアポに応じてくれたのかは分からない。

なにが君を変えたのか。

季節？？